にょきにょき通信2025年6月6日号!
今日は「桜北町第三保育園」と「ぽぷらの里高槻保育園」のぽぷら組のみんなで遊びに行きました。
行先はホームグラウンド「今城塚古墳公園」です。
バスに乗ってにょきにょきスイッチオン!
バスに乗って今城塚古墳公園までおでかけ!
リュック背負ってバスのるってだけで、なんだか体も心も開放的になるみたい。
子どもたちの顔が、園にいるときとはちょっと違って見えますね。

「どんぐりあるかな?」 「あ、ちょうちょ~~!」
到着するとすぐに、スタートから全力疾走~!

やっぱ、にょきにょきでは心が解き放たれてるなぁって感じます!
冒険は、坂道の向こうに!
斜面があると、子どもたちは吸い寄せられるようにのぼっていきます。
それぞれのペースで登って滑って、探索がはじまります。

「ここ登ろう!」 「滑れそう!」 「ここから行けるかな?」
頑張ってのぼろうとしたけど、途中で登れなくて困っていた子に、すっと手を差し伸べる子が。
それに気づいた友だちも反対側から、手を添えてくれてみんなで助け合う姿がありました。

また別の子は「こっちから登れるよ~」って声もかけながら。
友だちと一緒に同じことを楽しみあい、遊びの幅がひろがってるな~って思います。
崖に挑戦するとき、急な坂を目の前に「ちょっと危ないかも…」立ち止まって考える姿も。
ああ、ちゃんと自分で考えて決めているんだなあ、って伝わってきました。

中には
「え!?その草ボーボーのところ、通るの!?」
って場所を選んで、草も刈られてない『道なき道』を登りだす子も(笑)
誰かが決めた道より、おもしろそうな方へ!
※ただしその道は草ボーボーだけど(笑)
登り切ったあとは、坂道を自然の滑り台にして、おしりで滑り降りていきます。
1人が滑り始めると、み~んなまねっこ。
誰かの遊び方を見て、自分もやってみたくなる。
そんな“ひらめきとまねっこの連鎖が、自然の中でたくさんありました!
木登りにも挑戦!
この日、木登りに挑戦した子も!
木の幹に手をかけて、足場を探しながら少しずつのぼっていきます。
からだ全部を使って、木と向き合っているようです。
「いきます!」「のぼります!」
って言葉も飛び出し、自分で実況しながら登ってる様子から、ワクワクが伝わってきます。
周囲とのやりとりも楽しんでいる様子。
やってみたい、挑戦したい気持ちが木登り体験でした。
池のそばには、小さな探検隊
池のほとりには、じーっと水面を見つめる子たち。

トンボ、アメンボ、ハチ、バッタ…
「あっ!いた!」と指さし、追いかけ、観察する。
水面をすいすいとすすむアメンボをみて、 棒を手に「アメンボを“釣ろう”とする」という発想も飛び出します(笑)
子どもたちの想像の世界がふくらんでいきます。

魚釣り禁止って書いてあるけどアメンボなら釣っていいかな?
ただ見るだけじゃなくて、「やってみよう」「捕まえてみよう」って動きにつながっていく姿がたくさん見られました。
ちょうちょ、まてまて〜!帽子で虫とり大作戦
ちょうちょを見つけたあつし先生が「つかまえたいな〜!」と夢中に。(笑)
でも、この日は虫とり網を持っていなくて……
代わりに帽子をぬいで、ちょうちょを追いかけていたんです。
その姿を見ていた子どもたち。
おもむろに帽子をぬぎはじめ、先生のまねっこ(笑)

「帽子でやってみる!」と、同じように帽子でちょうちょを追いかけはじめました。
先生の動きをちゃんと見て、やり方をまねしてみる。
「観察して」「まねして」「挑戦してみる」が詰まっているな~と感じました。
ひとりひとりの感性でひろった花たち

シロツメクサを一生懸命あつめながら、子どもたちはどんどん想像をふくらませていきます。

「これはお姉さん」 「これは赤ちゃん」
小さな葉っぱを赤ちゃんに、大きな葉っぱをお兄さんに。
こどもたちの中で、世界ができあがっていきます。
図鑑で見た事ある花を見つけると、「これ、昨日見たのと同じやつ」と花の種類まで見分けていてびっくり。
「これはピンク」「これは赤っぽい」と、シロツメクサの色の違いにこだわって集めている子も。
やがて「持って帰りたい!」という声がちらほら。
でも今日は、みんなの分の袋を用意していなくて。
先生が「この袋にみんなの入れようか〜」と提案すると、ある子から…
「これはじぶんのだから、(同じ袋に)いれたくない!」
そんな声が返ってきました。
大切に集めたお花たちだったんだね。
それぞれの“感じ方”や“こだわり”がちがっていて、そこにその子らしさがにじんでいるようで。
ひとりひとりの“感性のフィルター”が違っていて、それがとても素敵でした。
「これ、バッタに持って帰ろう」
かたやシロツメクサを丁寧に集める傍ら…葉っぱをぶちぶちとむしっている子が。
葉っぱをちぎりながらぽつり… 「これ、バッタに持って帰ろう」 と言いました。
…ああ、なるほど!
保育園で飼っているバッタのことを思い出していたんだね~
自分だけじゃなくて、“誰かのために”持ち帰りたいって思えるその気持ち、すてきですね。
恒例の「小さな実」あつめ!
にょきにょきでは、毎回のように誰かが見つけてくる「小さな実」。
今回も足もとをじっと見ながら「あっ、あった!」と声を上げる子がちらほら。

子どもにとってはつまみやすいサイズなんけど、大人にとってはちょっと小さくてつまみにくいんだよね(笑)
丸くて、ちょっとかたい感触。
子どもの手のひらにちょうど集めたくなるサイズ感。
しゃがみこんで夢中になって集めて見つけた数を数えていたり、形の違いに気づいたり。
誰かに見せたくて手のひらでそっと温めていたり。

長靴に入れだす子も(笑)
こうした何気ない自然物との出会いも、にょきにょきの醍醐味ですね!
きっとたくさん見つけても、子どもたちにとっては一個一個が特別で、
だからこそまた集めたくなるんだな~って思います。
そんな“恒例”の遊びなのでした。
今日も、どこまでも行って遊んだ!
気がつけば、汗びっしょりになって遊び尽くしていた子どもたち。
地形を読みながら遊び方を見つけ、友だちと協力し、虫を追い、葉っぱを集めて。
「やってみたい!」がいろんなかたちであふれていた時間でした。

でかい枝をお土産に(笑)
心も体も解放されて、にょきにょき広場は今日も子どもたちにとっての“冒険の入口”になっていたように思います。
次は、どんな探検になるだろう~?
先生たちも楽しみながら、また一緒に探検したいです。