9月のにょきにょきは、萩谷総合公園へ冒険に出発!
今回は「桜北町第三保育園」と「ぽぷらの里高槻保育園」のぽぷら組さんで行きました。
バスに揺られて向かった先は、自然いっぱいの「萩谷総合公園」。
その中の「創作の森ゾーン」です。
始まる前から始まっている!崖に吸い寄せられる子どもたち
バスを降りて、森への続く道を歩いていくと…
目の前に現れたのは、みんな大好きな崖や斜面(笑)
その光景を見た瞬間に目を輝かせる子どもたち。
吸い寄せられるように、次々と崖によじ登っていきます。
もちろん「登っていい?」とか誰も聞いてきません(笑)
足をかける場所を自分で見つけて、手も使って、バランスを取りながら少しずつ登っていきます。
下りる時はちょっと怖いけれど、ちゃんとお尻をついて、手をつきながら慎重に…。
崖に向かう姿にも、危なくない降り方も自分で考えて。
「自分でやってみたい」「自分で気をつける」がいっぱい詰まっていました。
…ほんとは、創作の森まで歩いて5分くらい到着予定だったのですが、崖のぼりでかなりの時間、遊びこんでました~(笑)
まあいっかー!
出発前から伝家の宝刀「木の枝」装備完了!
森に着く前から、すでに探検は始まっている~!
歩いている途中、木の枝を見つけるとさっと拾い上げる子どもたち。
枝を片手に歩く姿は、ワクワクが止まらない様子~!
道端の一本の木の枝すら、子どもたちにとっては冒険の道具になるんです。
お出迎えは…巨大あおむし!?
創作の森の入口に着くと、そこで待っていたのは、なんと、大きなあおむし!
ひょこひょこと動いている姿、二本のしっぽに子どもたちは大興奮!

「なんかいるー!」 「あおむし!?でっかーい!!」
みんなでのぞき込みながら、大興奮~!
でも一番よろこんでたのはあつし先生でした(笑)
広場には…何もない?いやいや、ここにこそ探検があります!
創作の森に到着すると、そこは開けた広場!
特に遊具などはありません。
けれど、子どもたちはそんな場所でもだからこそ、自分のアンテナをめいっぱい働かせて遊び始めます。
面白い枝や石はないかな~?
楽しそうな場所はないかな~?
虫や生き物いないかな~?
各々、好きなように探検を始めます。
森には生き物がいっぱい!
「なんか飛んでた!」「カエルみつけた!」「あ、カマキリや!!」
草の中をのぞいたり、しゃがんで目をこらしたり、耳をすませたり。
虫かごと網を手に、あちこちで生き物探しが始まります。
カエルの色が変わった!?
「なんかカエルの色、変わってる!?」
捕まえたカエルを虫かごにいれてみていると…
カエルが、いつの間にか緑色にかわってる!
図鑑で見るよりずっとリアルな、自然とのふれあい。
そのなかにある「ふしぎ」や「発見」にみんな夢中でした!
目の前で「トカゲのしっぽ切り」!
そーっとトカゲをつかまえようとした瞬間、ピュッと逃げていく姿。
「あっ!にげた!」
でも、足元には…しっぽがポトリ。
しかも…ビヨンビヨンうごいてる!?

「うごいてるー!!」 「なんで!?」 「こわい!」
「トカゲのしっぽ切り」に、子どもたちは驚きと不思議でいっぱい。
こうした「本物の体験」こそ、心に残る学びになります。
※にょきにょきポイント
トカゲは外敵に襲われると、自分でしっぽを切り落とします。
このしっぽは、びょんびょん生きてるように動く!
外敵の注意をそちらに向けて、その間に逃げるんです。
ちなみにしっぽは再生してまた生えてきます。面白いですよねー!
めっちゃ汗かいてる…と思ったら、水浴びタイム!
生き物を追いかけて、草の中をかきわけて、丘をのぼって…
子どもの顔から汗がポタポタ。
「めっちゃ汗すごいやん!…って全身ビチョビチョやん!!」

水を出すのにはちょと力がいるから…友だちと協力してる!
ふと周りを見渡してみると…
水飲み場にみんな集まって水浴びしてるー!?
「うわー!」「きゃー!」と、じゃばじゃば水をかけあう子どもたち。
びしょぬれで走り回る子もいて、水浴びタイムは大盛り上がり。
遊びのなかで汗をかき、体をひんやり冷やし、笑い声が森に響いていました。
今日のにょきにょきも出会いと発見の連続でした!
今日も子どもたちの「やってみたい」がたくさんの一日でした。
何気ない場所にこそ発見があって、出会いがあって冒険があります。
大人が用意した遊具やおもちゃがなくても、子どもたちは自分で遊びを見つけて、広げていく力をちゃんと持っているんだなと改めて感じました。
自然の中で育つ、やってみたい気持ち。
にょきにょき広場は、これからもそんな本物の体験を大切にしていきたいと思います!

